本文へ移動
選手ストーリー

伊藤洋輝はなぜ左CBとして自分を作り直せたのか。磐田、名古屋、シュトゥットガルト、バイエルンからW杯26へ

MFとしてプロ契約を結んだ伊藤洋輝が、出場できない時期に学び、名古屋で基礎を見直し、磐田復帰後にCBの仕事を覚え、ドイツとバイエルンで自分を作り直してきた歩みをたどる。

チーム

大会

伊藤洋輝がジュビロ磐田、名古屋グランパス、VfBシュトゥットガルト、バイエルン、日本代表へ進む選手ストーリー用サムネイル
AI-generated image / J Football Hub / 画像はAI生成によるイメージです
1 / 5記事ページ

伊藤洋輝は、なぜ左CBとして自分を作り直せたのか

伊藤洋輝の出発点は、センターバックとして完成された選手像ではなかった。5歳ごろからフットサルやサッカーに触れ、練習開始より早く会場へ着いて一人でボールを蹴っていた時期がある。ジュビロ磐田U-15からU-18へ進むと、主にMFとしてプレーした。自分でも攻撃面を高く見ていた一方、守備は課題として認識していた。左足、188cmのサイズ、前を向く視野は早くから見えていたが、それは最終ラインでの守り方を知っていることとは別だった。

2017年、伊藤はU-18所属のままプロ契約を結び、2種登録選手になった。登録ポジションはMFだった。正式昇格後もすぐ主力になったわけではない。天皇杯で途中出場した中京大戦では、名波浩監督から厳しい評価を受けた。それでも試合に出られない時間を練習と質問で埋めた。この時期の行動は、後のポジション変更を語る土台になる。

伊藤は、中村俊輔や大久保嘉人へ自分から話を聞きに行った。スタンドで試合を見る時にも二人の間に座ったと紹介されている。ピッチに立てない時にも、経験豊富な選手がどこを見て、どのタイミングで判断しているかを聞いた。バイエルン公式の人物記事でも、若い頃にMFとしてボールを扱い、後にセンターバックへ移った流れが紹介されている。

伊藤の人物像では、本人がNumber Webで公に語った尋常性白斑の話も外せない。小学3年生ごろから症状が出て、右の眉毛やまつげに白い部分がある。本人はそれを過度に隠す話として扱わず、同じ症状を持つ人や家族から声が届いても、自分が誰かを救うためにプレーしているとは大きく構えない。

白斑について語る伊藤の言葉は、見られ方を必要以上に気にしすぎず、自分の仕事へ戻れる自然体の姿勢として読める。読み筋の中心は、白斑そのものではなく、MFから左CBへ、磐田からドイツへ、負傷からバイエルンへと役割を作り直してきた歩みにある。伊藤は環境が変わるたびに、自分の基準を手放さず次の仕事へ入ってきた。

その後のキャリアは、異なる役割でどの技術を使ってきたかの積み重ねである。名古屋では基礎と身体の準備を見直し、磐田へ戻ると、当初は望んでいなかったセンターバックの仕事を覚えた。2022年には日本代表へ入り、クラブでも代表でも左CBと左SBの両方が選択肢になった。シュトゥットガルトでは身体の大きさだけに頼れない守備を学び、バイエルンでは負傷から段階的に戻った。W杯26に向けた焦点は、左足を持つ大型DFという紹介文ではない。出番のない時期に聞き、試し、守備を課題として受け止めながら、自分の役割を作り直してきた歩みである。

図解
伊藤洋輝のキャリア経路

ジュビロ磐田、名古屋グランパス、VfBシュトゥットガルト、バイエルン、日本代表へ続く流れを、公式プロフィールとクラブ発表に基づいて示す。

2 / 5記事ページ

磐田と名古屋で、望んだ形だけでは進めないことを知る

2018年にトップチームへ入った伊藤洋輝は、すぐにJ1で主力になったわけではない。天皇杯で厳しい評価を受けた後も休日に練習し、中村俊輔や大久保嘉人へ自分から話を聞いた。試合をスタンドで見る時にも二人の間に座った。出場記録だけでは見えにくいが、ピッチに立てない時間に、伊藤は試合の見方と準備の仕方を学んでいた。

2019年の名古屋グランパス移籍は、ジュビロ磐田からの期限付き移籍だった。大久保から、風間八宏監督の下で伸びられるという助言を受けたことがきっかけの一つになった。名古屋では「止める・蹴る」という基礎を見直し、身体のケアにも取り組んだ。高価な器具を自費で購入するほど、準備の仕方を変えていた。リーグ戦初出場の北海道コンサドーレ札幌戦では、退場者を出し、2点を追う状況で投入されたが、流れを変えられなかった。試合後の悔しさは、チーム内でも共有された。出場数は多くないが、環境を変え、基礎練習と身体の準備を続けた時間は、磐田復帰後の起用につながる前段階になった。

磐田へ戻ると、フェルナンド・フベロ監督から負傷者の事情を踏まえてセンターバック起用を提案された。伊藤は当時、自分をボランチとして考えていた。本人も、守り方を理解できていなかった時期があると振り返っている。そこから毎日の練習と試合を通じて、対人守備、背後管理、味方との距離を覚えた。後方から全体を見られる点には、次第に手応えを持つようになった。これは便利な複数ポジション対応ではなく、やり方を知らない仕事を練習で覚えた過程である。

2021年6月13日のジュビロ磐田対ヴァンフォーレ甲府では、伊藤は背番号15で3バック左に先発し、63分まで出場した。ただし、この試合は4分に甲府のメンデスが退場している。Jリーグデータサイトの試合記録でも、伊藤の先発と63分交代、メンデスの4分退場を確認できる。図で示す11対11の形は、試合開始から退場前までに限られる。磐田は大津祐樹の得点で1-0と勝ったが、試合全体を通常の11対11として扱うことはできない。この段階で残すべき事実は、伊藤が左CBとして先発し、遠藤保仁や山本康裕を前に置きながら、低い位置で味方との距離を学んでいたことだ。2020年以降は継続して出場し、初めてプロ選手として試合を重ねる実感を得た。磐田と名古屋での時間は、守備位置へ転向する前後の技術と準備を見直す期間となった。試合数の少なさだけでは、この時期の意味は測れない。

図解
磐田 1-0 甲府、伊藤が左CBで先発した試合開始時の推定配置

参照元に基づく配置です。磐田 3-4-2-1、甲府 4-3-3を示します。詳細は折りたたみで確認できます。

場面整理

参照元の試合ページ、公式発表、またはマッチセンターで両チームの先発11人と背番号を確認。ピッチ上の左右、ライン、距離だけを先発時の推定配置として扱い、放送グラフィックや公式座標の転載ではない。

出場選手を表示

ジュビロ磐田

3-4-2-1

  • 背番号36 三浦龍輝
  • 背番号25 森岡陸
  • 背番号3 大井健太郎
  • 背番号15 伊藤洋輝
  • 背番号17 鈴木雄斗
  • 背番号23 山本康裕
  • 背番号50 遠藤保仁
  • 背番号14 松本昌也
  • 背番号10 山田大記
  • 背番号4 大津祐樹
  • 背番号11 ルキアン

ヴァンフォーレ甲府

4-3-3

  • 背番号31 岡西宏祐
  • 背番号23 関口正大
  • 背番号30 浦上仁騎
  • 背番号40 メンデス
  • 背番号17 荒木翔
  • 背番号8 新井涼平
  • 背番号24 山田陸
  • 背番号16 野津田岳人
  • 背番号41 長谷川元希
  • 背番号10 ウィリアン・リラ
  • 背番号39 泉澤仁

磐田 1-0 甲府(2021/06/13、2021年6月13日・明治安田生命J2リーグ/試合開始〜4分・メンデス退場前)を、伊藤が3バック左で先発したメンデス退場前の11対11として参照元に基づき配置。磐田は3-4-2-1、甲府は4-3-3を参照して先発11人の関係を推定した。伊藤は背番号15で先発し、63分まで出場。4分以降は11対10となったため、この図は試合開始〜4分・メンデス退場前の推定配置を示す。

3 / 5記事ページ

シュトゥットガルトで、守り方は身体の強さから予測へ変わった

2021年夏、伊藤洋輝はジュビロ磐田からVfBシュトゥットガルトへ期限付き移籍した。加入時は将来を見据えた選手という位置づけだったが、早い段階でトップチームへ入った。2022年には買い取りオプションが行使され、2023年には契約を2027年まで延長した。買い取りと契約延長は、単発の好プレーではなく、日々の出場と適応をクラブが評価した結果として扱いたい。スポーツディレクターも、伊藤の成長とチーム内での役割に触れている。ドイツで3シーズンを過ごした後、2024年にバイエルンへ移籍することになる。

ドイツで変わったのは、守り方の考え方だった。日本では体格面の優位を持てる場面があったが、ブンデスリーガでは同じ大きさ、またはそれ以上の相手が多い。伊藤は、より賢く守り、相手より早く考える必要があったと振り返っている。正面から身体を当てるだけでは間に合わない。味方が寄せる方向を見て、先に立つ場所を決める。奪った後も、最初のパスを遠藤航やアタカン・カラゾルへ出すのか、外のボルナ・ソサへつなぐのかを選ぶ必要があった。

2021年11月26日のマインツ戦は、その初期を確認できる試合である。ホームチームは3-4-2-1で入り、伊藤は背番号37で3バック左に先発した。21分にはペナルティエリア内で右足を振り、ブンデスリーガ初得点を挙げた。得点だけを大きく扱うのではなく、左CBとしてソサの背後を見ながら、前へ出る場面と後方に残る場面を判断していた点が大事である。DFB公式記録にも、伊藤の得点、先発、スコアが残る。この記録は、得点者としての伊藤だけでなく、3バック左で試合に入った事実を確かめる根拠になる。マインツは3-3-2-2に近い並びで前に人数を置いたため、伊藤は相手の2トップと内側の選手を同時に見なければならなかった。

契約延長時点で、伊藤は公式戦70試合へ到達していた。本人はクラブ、家族、代理人への感謝を語り、加入時にはこれほど多く出場し、日本代表へ呼ばれるとは想像していなかったとも話している。今後も努力し、100%を出すという言葉も残した。そこで語られているのは、成功を当然視する言葉ではない。新しい強度の中で、練習と試合を重ねた選手の実感である。守備の課題を消すのではなく、先に考えて守る方法へ変えたことが、この3年間の伊藤を支えた。磐田で見ていた景色を、より速く強いリーグで別の判断へ移した時間だった。

図解
シュトゥットガルト 2-1 マインツ、伊藤がブンデス初得点を挙げた試合の推定配置

参照元に基づく配置です。シュトゥットガルト 3-4-2-1、マインツ 3-3-2-2を示します。詳細は折りたたみで確認できます。

場面整理

参照元の試合ページ、公式発表、またはマッチセンターで両チームの先発11人と背番号を確認。ピッチ上の左右、ライン、距離だけを先発時の推定配置として扱い、放送グラフィックや公式座標の転載ではない。

出場選手を表示

VfBシュトゥットガルト

3-4-2-1

  • 背番号1 フロリアン・ミュラー
  • 背番号5 コンスタンティノス・マヴロパノス
  • 背番号2 ヴァルデマール・アントン
  • 背番号37 伊藤洋輝
  • 背番号30 ロベルト・マッシモ
  • 背番号3 遠藤航
  • 背番号16 アタカン・カラゾル
  • 背番号24 ボルナ・ソサ
  • 背番号20 フィリップ・フェルスター
  • 背番号23 オレル・マンガラ
  • 背番号17 オマル・マルムシュ

マインツ

3-3-2-2

  • 背番号27 ロビン・ツェントナー
  • 背番号34 ダヴィド・ネメト
  • 背番号42 アレクサンダー・ハック
  • 背番号19 ムサ・ニアカテ
  • 背番号30 シルヴァン・ヴィドマー
  • 背番号8 レアンドロ・バレイロ
  • 背番号3 アーロン・マルティン
  • 背番号7 イ・ジェソン
  • 背番号5 ジャン=ポール・ボエチウス
  • 背番号9 カリム・オニシウォ
  • 背番号29 ヨナタン・ブルカルト

シュトゥットガルト 2-1 マインツ(2021/11/26、2021年11月26日・ブンデスリーガ/試合開始時)を、伊藤が3バック左で先発し、21分にブンデスリーガ初得点を挙げた試合として参照元に基づき配置。シュトゥットガルトは3-4-2-1、マインツは3-3-2-2を参照して先発11人の関係を推定した。加入直後からトップチームへ入り、異なる強度と身体的な競争へ対応していた時期を示す。

4 / 5記事ページ

バイエルンで、離脱中もチームの中へ入る準備を続けた

2024年夏、伊藤洋輝はシュトゥットガルトからバイエルンへ移籍した。契約は2028年6月30日まで。中央と左サイドの両方でプレーできる守備者として迎えられたが、移籍直後の時間は試合出場だけでは進まなかった。プレシーズン中のテストマッチで右足中足骨を負傷し、手術とリハビリを経験した。バイエルン公式は、セルティック戦での公式戦デビュー時に、足の手術を2度受け、約6カ月離脱したと記している。デビューは78分からの途中出場で、左サイドバックに入った。

負傷中の本人コメントも、精神力の物語に置き換えないほうがいい。伊藤は苦しい時期だったと認めたうえで、自分の能力を知っており、より強く戻ると語っている。同じバイエルン公式記事では、ドイツ語学習にも触れている。ドイツ語は難しいが、日々上達することが楽しいとも説明した。自分の最適ポジションはセンターバックだと話している点も重要である。ピッチに立てない時期に、治療、言語学習、個別メニューを並行して進めた事実が残る。

2025年3月には同じ中足骨を再び痛めたと公式記事で説明され、2025年11月には全体練習をこなしたことが発表された。2週間ほど部分合流を続けた後、全セッションへ戻ったという流れである。2026年2月には右ハムストリングの筋損傷も発表された。ここで分かるのは、負傷を乗り越えたという結論ではなく、個別練習、部分合流、全体練習、公式戦へと段階的に進んだ過程である。

2026年5月9日のヴォルフスブルク戦では、伊藤は背番号21で先発した。バイエルンは4-2-3-1で入り、右からスタニシッチ、キム・ミンジェ、伊藤、トム・ビショフが並んだ。伊藤は84分にヨナタン・ターと交代している。ヴォルフスブルクは3-5-2で入り、2トップと中盤の押し上げで中央を使おうとした。伊藤に求められたのは、左足で前へつけることだけではなく、キムやビショフとの距離を保ち、中央を空けすぎないことだった。

この一試合で復帰が完了したとは書けない。だが、複数回の負傷とリハビリを経て、先発で出場時間を戻した事実は残る。バイエルン公式レポートにも、伊藤がキム・ミンジェとトム・ビショフの間に入った先発ラインアップと、84分にターと交代した記録が残る。W杯26に向けた日本代表にとっても、伊藤の価値は「左足で出せる」だけでは終わらない。状態を見ながら、左CBまたは左SBとしてチームの左側を崩さず、必要な時に最初のパスを選べるかが問われる。

図解
ヴォルフスブルク 0-1 バイエルン、伊藤が左CBで先発した復帰後の試合の推定配置

参照元に基づく配置です。バイエルン 4-2-3-1、ヴォルフスブルク 3-5-2を示します。詳細は折りたたみで確認できます。

場面整理

参照元の試合ページ、公式発表、またはマッチセンターで両チームの先発11人と背番号を確認。ピッチ上の左右、ライン、距離だけを先発時の推定配置として扱い、放送グラフィックや公式座標の転載ではない。

出場選手を表示

バイエルン

4-2-3-1

  • 背番号40 ヨナス・ウルビヒ
  • 背番号44 ヨシプ・スタニシッチ
  • 背番号3 キム・ミンジェ
  • 背番号21 伊藤洋輝
  • 背番号20 トム・ビショフ
  • 背番号6 ヨシュア・キミッヒ
  • 背番号8 レオン・ゴレツカ
  • 背番号17 ミカエル・オリーズ
  • 背番号10 ジャマル・ムシアラ
  • 背番号11 ニコラス・ジャクソン
  • 背番号9 ハリー・ケイン

ヴォルフスブルク

3-5-2

  • 背番号1 カミル・グラバラ
  • 背番号6 ジャニュエル・ベロシアン
  • 背番号3 デニス・ヴァヴロ
  • 背番号4 コンスタンティノス・クリエラキス
  • 背番号26 サエル・クンベディ
  • 背番号39 パトリック・ヴィマー
  • 背番号5 ヴィニ・ソウザ
  • 背番号24 クリスティアン・エリクセン
  • 背番号21 ヨアキム・メーレ
  • 背番号11 アダム・ダーギム
  • 背番号17 ジェナン・ペイチノヴィッチ

ヴォルフスブルク 0-1 バイエルン(2026/05/09、2026年5月9日・ブンデスリーガ/試合開始時)を、複数回の負傷とリハビリを経た伊藤が、左センターバックで先発した試合として参照元に基づき配置。バイエルンは4-2-3-1、ヴォルフスブルクは3-5-2を参照して先発11人の関係を推定した。伊藤は背番号21で先発し、84分までプレー。復帰完了の証明ではなく、出場時間を戻す過程の一戦として扱う。

5 / 5記事ページ

W杯26に向けた日本で、左CBの一手目をどう任せるか

日本代表で伊藤洋輝を見る時、焦点は「左CBか左SBか」というポジション名だけではない。誰の隣に入り、前に誰を置き、相手のプレスをどの方向へ動かすかで、役割は変わる。クラブでは4バックの左CBや左SB、代表では3バック左を担う場合がある。負傷から戻った選手でもあるため、出場時間や状態も役割に影響する。

2026年3月31日のイングランド戦は、W杯前に3バック左で起用された具体例となる。日本は3バックで入り、右に渡辺剛、中央に谷口彰悟、左に伊藤を置いた。左WBには中村敬斗が入り、伊藤は66分までプレーした。中村が高い位置を取る時、伊藤はその背後のスペースを管理する必要があった。谷口との間を空けすぎず、左サイドへ出る場面と中央へ残る場面を分ける仕事である。

ボール保持時には、伊藤が最初のパスを中盤へ入れるか、左サイドへ出すかによって、日本の前進方法が変わる。佐野海舟や鎌田大地へつなげば、中央で相手を引きつけ直せる。中村や三笘薫のいる左側へ出せば、早く幅を使える。Number Webの別インタビューで伊藤は、相手のプレスがどこから来るかを見て、空いた味方へどう運ぶかを考えると説明している。MF的な視野は、この一手目の選択に表れる。ただし、左足の配球だけでなく、背後管理と周囲との距離調整も求められる。

代表内には複数の守備者がいるため、特定の選手が必ず出るとは書けない。伊藤に関していえば、左利きの希少性だけでなく、左CBと左SBで求められる仕事を分けて見たい。バイエルン公式の言語学習記事で、本人は自分の最適ポジションをセンターバックだと話している。相手が前から来る試合では、最初のパスで相手守備を横へ動かす。押し込まれる時間帯では、外へ出た後に中央を空けない。終盤に守るなら、クロス対応後のこぼれ球へもう一度寄せる。

伊藤は、最初から左CBとして完成していた選手ではない。MFとして育ち、出場できない時期に先輩へ聞き、名古屋で基礎と身体の準備を見直し、望んでいなかった守備の仕事も一つずつ覚えた。シュトゥットガルトでは先に考えて守る必要を知り、バイエルンでは負傷から段階的に戻った。W杯26での焦点も、左足のパスだけではない。前へ出るのか、中央へ残るのか、左SBとして外を守るのか、3バック左として背後を見るのか。その判断に、伊藤が自分を作り直してきた時間が表れる。大会前の日本にとって、伊藤はポジション名よりも、周囲との距離を短時間で合わせられるかが問われる選手である。その答えは、大会中の結果ではなく、ここまでのキャリアの選択から見えてくる。

図解
イングランド 0-1 日本、伊藤が3バック左で先発した試合の推定配置

参照元に基づく配置です。日本 3-4-2-1、イングランド 4-2-3-1を示します。詳細は折りたたみで確認できます。

場面整理

参照元の試合ページ、公式発表、またはマッチセンターで両チームの先発11人と背番号を確認。ピッチ上の左右、ライン、距離だけを先発時の推定配置として扱い、放送グラフィックや公式座標の転載ではない。

出場選手を表示

日本代表

3-4-2-1

  • 背番号1 鈴木彩艶
  • 背番号5 渡辺剛
  • 背番号3 谷口彰悟
  • 背番号21 伊藤洋輝
  • 背番号10 堂安律
  • 背番号24 佐野海舟
  • 背番号15 鎌田大地
  • 背番号13 中村敬斗
  • 背番号14 伊東純也
  • 背番号7 三笘薫
  • 背番号18 上田綺世

イングランド代表

4-2-3-1

  • 背番号1 ジョーダン・ピックフォード
  • 背番号12 ベン・ホワイト
  • 背番号2 エズリ・コンサ
  • 背番号5 マーク・グエヒ
  • 背番号3 ニコ・オライリー
  • 背番号4 エリオット・アンダーソン
  • 背番号8 コビー・メイヌー
  • 背番号15 モーガン・ロジャーズ
  • 背番号7 コール・パーマー
  • 背番号14 アンソニー・ゴードン
  • 背番号9 フィル・フォーデン

イングランド 0-1 日本(2026/03/31、2026年3月31日・国際親善試合/試合開始時)を、伊藤が日本代表の3バック左で先発した試合として参照元に基づき配置。日本代表は3-4-2-1、イングランド代表は4-2-3-1を参照して先発11人の関係を推定した。左WBに中村敬斗、中央CBに谷口彰悟が入り、伊藤は66分までプレーした。クラブでの4バックとは異なる代表での役割を確認できる一戦である。

参照元

26

リーグ・大会公式8+
クラブ公式13+
動画・配信1+
メディア4+

記事情報

AI利用情報

サムネイル画像はAI生成によるイメージを編集して使用しています。

画像クレジット

AI-generated image / J Football Hub

次に読む

この記事から続けて読む

このチームを続けて読む

この選手を続けて読む

同じ大会を読む

同じ記事タイプを読む